アメリカ出版業界の「多様性」の偽善、文化の盗用、キャンセルカルチャーを揶揄する痛烈な問題作 Yellowface

作者:R. F. Kuang (Babelの作者)

The One and Only Ivan続編No. 3は子象のRubyが主人公 The One and Only Ruby

作者:Katherine Applegate

人が人生の終わりに抱く後悔を収集するDeath doula(終末期ドゥーラ)の後悔とは…The Collected Regrets of Clover

作者:Mikki Brammer(デビュー作)

最近のスリラーによると、タダで招待されても避けたほうが良さそうな危険な場所は…writing retreatsらしい(苦笑)

昔から忙しい時やストレスがたまるとすぐにミステリと心理スリラーを読み漁る癖があるのだが、あまりにも沢山読むので頭の中で複数のスリラーが融合してしまうという困った副作用がある。似たようなテーマのミステリやスリラーが多いことも原因。最近writing retreat/writers retreatをテーマにした2冊のスリラーにでくわした。

悲劇的な人生を送ったメアリー女王のスコットランドを歩く ー エッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」

「スコットランドに行きたい!」と最初に思ったのは、ロンドンに住んでいた1986年ごろだ。友人のイギリス人女性が住んでいたフラット(アパートメント)の上階にスコットランド人の青年が住んでいて、友人がいつも「文化も言葉も異なるので理解しあえないことがある」とぼやいていた。確かに彼が何を言っているのかまったく理解できなかったのだが、それは私の英語力の問題だと思っていたので「ああ、そうだったのか」とほっとしたことを覚えている。言葉は通じないが、ぬいぐるみのクマさんのように穏やかな人で、こういう人を生みだした地はどういう場所で、どれくらいイギリスと文化が違うのか知りたいと思ったのだ。

観光客が知らないナンタケット島を歩く ー エッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」

本と旅をテーマにした新しいエッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」を始めます。 初回は「観光客が知らないナンタケット島を歩く」です。 夫のDavidと私がナンタケット島に家を買ったのは1991年(オファーしたのは1991年で、契約サインのクロージングは1992年)で、私たちはまだ東京に住んでいた頃だ。

結婚の複雑さと赦しを描いた、心優しい小説 The Half Moon

作者: Mary Beth Keane (Ask Again, Yesの作者)

アメリカ征服を狙っていたクー・クラックス・クランの運命を変えた、ある女性の殺人事件 A Fever in the Heartland

作者:Timothy Egan(全米図書賞を受賞したThe Worst Hard Timeの作者)